書評：人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人



最近、岡田斗司夫氏に再注目している。本作品は、元は10年ほど前に出版された「人生テスト」の焼き直しのようだ。タイプ分けの名称も変化していて、以前は

王様（目立ちたがり）、軍人（勝敗が全て）、学者（分析命）、職人（自分の美意識に忠実）

だったのが、


司令型、理想型、注目型、法則型に変化している。

前作は読んでないのでわからないが、本作で充分であろう。企業の経営者にとっては、人材の適材適所に参考になる考えの一つだ。他人と自分は違うとわかっていても、ついつい自分と同じ感じ方をしていると思ってしまうのが我々だ。

こうした切り口で意識することができれば、相手の真意が見えやすくなるのだろう。

ただの暇つぶしとして読んだとしても充分元は取れることは請け合える。

他人を説得したい方、理解できない相手がいる方、人生で悩んでいる方にオススメしたい。

これを入り口として、自分の特性を深めてみたいと感じさせる一冊である。