2013年6月12日水曜日

塚原史『20世紀思想を読み解く──人間はなぜ非人間的になれるのか』: ものろぎや・そりてえる

したがって、普遍性の表現としての「人間性」を追求する過程で、かえって「非人間性」のもろもろの表象が出現したという二〇世紀文化の逆説は、じつは西欧近代という「特殊性」に「普遍性」としての位置をあたえてきたもうひとつのパラドックスから、いわば必然的に生じた出来事だったことになりはしないだろうか。

作用と反作用ですね。何かを得れば何かを失う。

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