人生の真理を求めて
したがって、普遍性の表現としての「人間性」を追求する過程で、かえって「非人間性」のもろもろの表象が出現したという二〇世紀文化の逆説は、じつは西欧近代という「特殊性」に「普遍性」としての位置をあたえてきたもうひとつのパラドックスから、いわば必然的に生じた出来事だったことになりはしないだろうか。
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