日本には尊徳がいた―二宮尊徳の教え
忘れていた日本人の心を思い出させてくれる。一つ一つの積み重ね。目の前のことからしかはじめられない。アタリマエのことなんだが、彼の体験談を踏まえた話を聞くと、当たり前をできていない自分に気が付かされる。
「お前はまだ壮年だから毎晩寝る暇をさいて、わらじを一足でも二足でもつくって、翌日開墾場へ持って行き、わらじの切れた人にあげなさい。もらった人が礼を言わなくともどうせ寝る時間に作ったもんだから損はない。もし礼を言う人があればそれだけの徳というもんだ。また一銭でも五厘でもくれる人があれば、それこそ利益となるんだ。よくこの道理を覚えておいて毎日怠らずに勤めれば、志の達しないはずはなく、何事でもできないことはない。」
何か人の役に立とうという姿勢が、その人を魅力的にする。今日から自分が役立てることを一つでも毎日やったらいつかその効果に驚くのだろう。さて、掃除でもするか。
0 件のコメント:
コメントを投稿