映画おくりびとの原作となった、納棺夫日記の著者の青木新門さんのお話でした。録画してあったので遅くなりましたが、番組の内容は、こちらのBlogをご覧ください。
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生死を生きる たんたんの徒然草
何千人もの人を見送って、また満州などでの体験を経た人の言葉は重く響いてきます。
現代は生ばかりが取りざたされて、死や病というものは忌避されている。しかし、死というものも見つめなければ生も遠のくばかり。逃げればかえって迷ってしまう。
青木さんは博識で、暗記力が優れておられる方でした。数々の言葉を紹介されていましたが、最後に紹介されていた言葉が一番印象的でした。
「前(さき)に生まれんものは後を導き
後に生まれんひとは前を訪(とぶら)へ」 道綽禅師「安楽集」
著者は命のバトンタッチという題で講演を続けておられるという。生死一如の心境は体験しないとわからないといいます。
身近な方たちの死を見つめることで、生きるということも見えてくるのでしょう。
淡々とされていましたが、心の残る回でした。
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