2014年3月19日水曜日

はなとゆめ

読後感は、青春ドラマを観た後と似ている。爽やかな感動。
あーこの時代に、このような生き方をしてみたかった。
そこにいてみたかったと感じさせる魅力を描き出している。
この世界観に浸りたい。

恋が仕事と言われる平安貴族。
王朝絵巻に憧れる女性は多い。男性も歌が上手くなければモテナイ時代。文化的教養が要求される世界に憧れる。もっとも現実はかなり大変ではあろうが。

世界の美しさを、心の機微を、いかに表現するか?
視点と機転と観察。

感性が仕事のほうが華がある。
論理ばかりのビジネス世界から逃避したいときにオススメ。




はなとゆめ (単行本)
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