セカイの変容〜岡崎京子・エヴァンゲリオン・ゲーム〜 90年代(1)
サブカルチャーからサブカルへ。
それは外向きから内向きへと向かう流れではないか。サブカルチャーは外への表現。サブカルは内への表現。
95年という年に、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、エヴァンゲリオンがある。
平田オリザ氏の、「あーそうなんですか」が時代を象徴している。共感できない世代。
サリン事件後、危険なものはどんどん蓋をされて、生きる実感を見いだせない。岡崎京子のリバースエッジでは死体を見ることで生きてる実感を感じる話だった。
そんな時代の閉塞感に風穴をあけたくて作ったのが、「完全自殺マニュアル」だと著者はいう。
いったい何のために生きるのか?答えが見つからない日々。世界が終ることよりも、そうした変わらない日常に恐怖を感じる。と岡崎京子はいう。
その後どうなっていくのか?次回が楽しみである。
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