後篇です。今回印象に残ったのは、ネーミングにより価値の転換を図った話です。
■木守
元々、茶碗を作ってはいなかった長次郎をプロデュースして人気の茶碗を創り出した利休。その長次郎に焼かせた茶碗を弟子たちに配った時、一つ残った茶碗を木守と命名した。
●木守(きまもり)すると、途端に残りものであったはずの茶碗が人気の茶碗となったというお話です。
「木守」とは木の番人、木に残しておく果実、最後に残ったもの、の3つの意味があります。来年の豊作を願って1個だけ木の上に残しておくことが、いつしか木に上に残った柿をさすようになりました。
価値を与えられる、価値を左右できる人間になりたいですね。
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