2014年6月5日木曜日

先人たちの底力 知恵泉(ちえいず) 戦国のプロデューサー「千利休」(前編) - NHK

稀代のプロデューサー、千利休のお話。再放送は10日とのこと。

プロデュースの参考になるなと印象に残った点を記します。



■意外性の演出



利休は魚屋の息子で貧乏であった。当時の茶会は、お金のかかる輸入物を並べてありがたがる茶会が主流。よって大商人が中心であった。そこで利休は、茶道具に頼らない茶会を演出した。



茶入れは高価で買えない。しかし、安かった香炉なら買える。香炉を茶入れを包む袋に入れたら、一見茶入れが入っているように見える。お客さんはどんな茶入れが入っているのかと期待していると、中から出てきたのは香炉という意外性。



また、花いれに花がいけてない演出。よくよく見てみると、中にはギリギリまで水が入っている。
そこで利休が一言。
「各自、心の中でお好きな花を生けてください」
彼の茶会は、千利休という人物がでる茶会であったために、評判が評判を呼び一躍人気に。



■本質の追及が意外性を生む



ゲストであった、佐藤可士和さんの言葉。奇をてらうのではなく、愚直なまでに本質を追究することで、意外性が生まれる。



■日常にないシチュエーションで心をつかめ 


秀吉が利休の庭に咲いた朝顔の話を聞き、茶会を所望した。いざ訪れてみると、庭に朝顔は全くない。いぶかしみながら、茶室に入ると、たった一輪だけ朝顔が活けてあった。


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